(画像出典：ビッグコミック公式)
漫画の世界でもリアルな世界にスポットを当てた作品が人気となっています。その中には特定の業界や職業を舞台としたものも多く、ストーリーやキャラクターもそうですが裏話的なものを知ることができ、それがその作品に深みを与えてくれていたりもします。
医療や消防といった一般の方でも馴染みの深いものから、金融といったちょっと特殊な業界の裏側を覘くことができるものまで様々な漫画がありますが今話題となっているのが、不動産の業界を舞台にした痛快漫画、「正直不動産」です。
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2022年春にはドラマ化も決定！不動産マンガ「正直不動産」とは？
正直不動産は小学館のビッグコミックに2017年から連載されている漫画です。大谷アキラさんの作品で夏原武さんの原案、水野光博さんの脚本となっています。夏原武さんと言えば、山下智久さんの主演でドラマや映画にもなった漫画「クロサギ」の原案者でもあった方です。
不動産業者とお客さんとの間の情報格差等から来る、いわば「不動産業界の闇」の部分を描いたものとなっていて、地面師や事故物件の話といった話題性のある問題を取り上げられているのも注目されている理由かもしれません。2021年12月現在、コミックは12刊まで発行されていて4月現在で累計発行部数が120万部を超えるという人気作となっています。また、2022年の春には山下智久さん主演でNHKにてドラマ化される事も決定しています。
正直不動産のストーリーと登場するキャラクター
正直不動産の舞台となるのは、登坂不動産という不動産会社です。
永瀬財地というエース営業マンが主人公を中心に物語は展開していきます。この永瀬財地、かつては嘘も厭わぬ口八丁で会社のナンバーワンに君臨していた凄腕の営業マンなのですが、ある現場の地鎮祭で石碑を壊してから嘘がつけなくなってしまったのです。それからは、それまでとはうって変わった正直営業を武器に不動産業界で生き残りをかけていくのです。もちろん、ライバルとなる営業マンや悪徳業者なども登場し不動産業界の裏側を見せてくれるという痛快なストーリーとなっています。
正直不動産の主な登場人物についてご紹介させて頂きます。
・永瀬財地
35歳の元凄腕営業マン。現在は正直営業で、奮闘している。
・月下咲良
23歳の カスタマーファーストを理想としる新入社員。
・鵤聖人
極悪のライバル会社、ミネルヴァ不動産社長。
・神木涼真
かつての永瀬のライバルで、嘘を厭わない悪徳な売り方を得意としている。
正直不動産に描かれる不動産業界とは？
正直不動産では、私達が普段あまり知ることのない業界の裏側を暴露してくれていますが具体的にはどのようなことなのでしょうか。それを表現するものに「千三つ（せんみつ）」という言葉あります。これは、不動産業界に普段から伝わるもので、「千のうち、三つしか本当のことはない。」ということを意味します。
それぐらい不動産の世界は嘘や隠ぺいが横行しているというものなのでしょうか。(笑)
不動産業界にも情報開示やコンプライアンスが進んできている部分もあるかもしれませんが、大きな金額のお金が動く世界ですから今でも巧妙に話が進められていくこともあるようで業界でも度々問題になったりします。
主人公の永瀬のことは、「不動産屋の裏側を全部ぶっちゃけちゃうニュー・ヒーロー、ついに誕生！」と紹介されていて、そんな永瀬のような正直な不動産関係者も沢山いらっしゃることだと思いますが、そうでない方も沢山いるのが現実のようですね。😅
今回は今話題の不動産マンガ「正直不動産」についてご紹介させて頂きました。このような作品を読むことで、知識が豊富になるといったメリットもありますが、読んでいくうちにやはりそのリアリティーのあるストーリーの中に引き込まれていきます。是非機会があったら読んでみて下さい。💡
【漫画 正直不動産ビッグコミック公式ページ】
https://bigcomicbros.net/work/6319/
