住宅ローン リバースモーゲージ 

新しい住まいのかたちが生まれつつある、「リバースモーゲージ」とは!?

不動産の中でも、多くの方にとって最も身近なものは住宅、住まいだと思います。そんな住宅について今、新しい考え方、スキームが産まれてきています。リースバック」や「リバースモーゲージといったものがそれに当たりますが、今回はそれらについてご紹介させて頂きたいと思います 。💡

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これまでの住宅事情

今までの住宅、住まいというと賃貸か持ち家かという2つでした。もちろん現在、そしてこれからも基本的には変わりはないと思います。

そして、多くの方は次のような変遷を経てきている、あるいは目指されたのではないでしょうか、実家、若しくは単身者用賃貸→家族向け賃貸→持ち家

これは、「住宅双六(ジュウタクスゴロク)」と呼ばれるもので、持ち家を持つのが「上がり」、そして持ち家を持つために長期のローンを組むというのが当たり前でした。それが、平均寿命が延びるとともに変化が訪れてきています。それが、リースバックリバースモーゲージと呼ばれるものの出現で、どちらも自宅に住みながら利用することができるものです。

リースバック」とは?


リースバックとは一度自宅を売却し、そのあと賃貸借契約を結んで家賃を払って、その家に住み続けるというものです。

高齢者の方にとって、住み慣れた家で老後を過ごしたいという願いは強いと思います。一方で平均寿命が延びるに従って必要となる老後資金も増えていきます。受け取る年金等で、それを賄えればいいのですが、老朽化した住宅の改修費用といったまとまった資金が必要となる場合もあり、老後資金としてまとまった資金が必要となってくることがあります。

それを、自宅の売却という手段で手に入れようというのがリースバックと呼ばれるものです。 

リバースモーゲージ」とは?


リバースモーゲージには、住宅金融支援機構、地域の社会福祉協議会、それに民間の金融機関等によって行われる融資です。

通常、住宅の建設や購入の際には長期のローンを組まれる方が多いと思います。リバースモーゲージも住宅を担保にしたローンであることに変わりはないのですが、簡単に言えば死亡時点、あるいは契約終了時に物件の売却等で一括して返済を行うことになります。

資金の受け取り方は、契約時に一括で受取るものや毎月定額で受取るもの、必要に応じて受け取るものなどがあります。

リースバックやリバースモーゲージはこんな人におすすめ!

リースバックやリバースモーゲージは、住宅の所有や子供に残すことにこだわらない新しいスキームですが、次のような方におすすめのものです。

・長く慣れ親しんだ今の家に住み続けたい。

・老後資金として纏まったお金を用意しておきたい。

また、特にリースバックについては高齢者の方でなくても利用する価値があるかもしれないのです。どういう方かと言うと、今住んでいる住宅を事情によって手放さなければいけない方などがこれにあたります。

家を手放さなければいけなくなったが、子供の学校やその他色々な事情があって、今の家に住み続けたい、そんな場合にリースバックを利用される方は増えているようです。

今回はリースバックやリバースモーゲージといった新しい住宅との関わり方についてお話させて頂きました。住宅双六に代表されるような既成概念にとらわれなければ色々な方法はあるものです。もちろん、それぞれメリットもあればデメリットもあるわけですが、選択肢の1つとして知っておくことは悪くはないのではないでしょうか。🏡 💡

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