今年書籍化もされた話題作!『不動産ミステリー変な家』が怖面白い…😱

今年は事故物件に関する映画等が話題になったり、何かと怖い話の舞台にもなる不動産ですがネット上で話題になり、Youtubeに登録されると瞬く間に再生回数900万回越え、そして書籍化された話題作!それが不動産ミステリ―変な家です。

何とも怖くて面白いミステリ―となっていますが、一体どのようなお話なのか簡単にご紹介させて頂きたいと思います。

以下、ネタバレを含みます。

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Youtube再生数900万回超えの話題作!不動産ミステリー「変な家

変な家 怖い間取り 不動産ミステリー 

不動産に関するミステリ―的なお話と言えば、事故物件やそこで起きる怪奇現象にまつわるお話を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、「不動産ミステリ―変な家」はそれとは全く違います。

ある1枚の設計図、家の間取り図を中心に推理が繰り拡がられるミステリ―となっています。家の間取り図等の図面は広告などもでもよく見かける身近なものですが、そこに感じたふとした「違和感」がこのお話のキーポイントとなっています。

マイホームの購入を検討中のYさんが、物件の図面を見て感じた疑問、違和感を知人のウェブライターに相談することからこの物語は始まります…。

「不動産ミステリー変な家」のあらすじ…

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仕事が軌道に乗り、子供も生まれる予定のYさんはマイホームの購入を決意しました。そして、駅近で築年数も浅くて窓も多くて明るくて開放的、そんな理想的な物件に出逢ったのですがその間取り図を見てちょっとした違和感を覚えます。台所とリビングの間に壁に囲まれた謎の空間、デッドスペースがあったのです。

不動産屋さんに聞いても分からないとの事だったので、住むのには影響はないけれども気持ちが悪いからということでウェブライターの主人公のもとに相談があったのでした。

相談を受け、知人の設計士に図面を見てもらうと次々に不可解な点が浮き彫りにされてきました。子供部屋や夫婦の寝室のある2階に次のような、いくつかの通常では考えられないような設計がそれも意図的にされていたのでした。

1、あるべき場所にドアがない。

2、無くてもいいドアやシャワー室がある。

3、開放的な内装や窓の多さと逆行するかのような閉ざされた子供部屋。

そして、1Fと2Fの図面を重ね合わせるとこの家に隠されたある事情が見えてきたのでした。ちょうど、それを裏付けるかのような情報を入手した相談者のYさんはその家の購入を取りやめる事にしたのでした。

どこか違和感を感じる「変な家」に隠された謎とは?

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1Fと2Fの図面を重ねると、最初にYさんが疑問を感じた壁によって閉ざされた空間は子供部屋と2Fの浴室を繋ぐ通路となっていたのでした。また、子供部屋と1Fの物置とを繋ぐ別の「秘密通路」の存在もわかってきました。

つまり、2階の浴室に入浴中の来客を秘密の通路を使って子供部屋から侵入した子供が殺し、家族の共同作業で別の秘密の通路を使って処理した死体を搬出していたのではないかというのです。それを裏付けるかのように、近くの雑木林でバラバラ死体が見つかり、その被害者がこの家に泊まっていたという事実もわかってきます。

実はこの家は、殺し屋の仕事場として全てが綿密に設計されたもので、殺人から死体の処理、搬出までを夫婦と子供、家族の共同作業によって行われていた、子供を利用して自宅で殺人を行う夫婦の住まいでもあり、仕事場でもあったというのです!😱

「不動産ミステリー変な家」は、インターネットを中心に活躍するホラー作家の雨穴(Uketsu)さんの作品で、元々はネット上の短編記事として公開されました。その後書籍化されると、Amazonの「ミステリー・サスペンス・ハードボイルド」部門で1位にもなり話題となりました。

身近な不動産の間取り図を中心に繰り拡がられる、何ともミステリアスな物語に多くの方がついつい夢中になってしまうようです。😏

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