
賃貸は結局いつ借りるのがお得なの?賃貸物件の時期別メリット&デメリット
年度が変わる4月を前にして新生活をスタートさせる方は多いと思います。そんな方にとって一番大切なのは物件探しですが、引っ越し屋さんの手配も含めてどの時期が一番物件探し、引っ越しに良いのでしょうか。
そして、特に賃貸住宅の場合時期によって需要と供給の関係もあり状況が変わってくるとも言われています。もちろん事情が許せばということになるかと思いますが、結局いつ引っ越すのが良いのか?いつ借りるのがお得なのか?といった事について今回はお話させて頂きたいと思います。
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年間を通して引っ越しが多い時期と少ない時期は?

多くの方が実感しているかもしれませんが、1年のうちで引っ越しの多い、少ない時期はいつなのでしょうか。政府が発表している統計では次のようになっています。
<引っ越しが多い時期>
3月が圧倒的に多く、4月、5月がそれに続きます。
<引っ越しが少ない時期>
6月と9月、それに11月から1月が少ない傾向にあります。
また、当然かもしれませんが引っ越しが多い時期は引っ越し屋さんの手配がつきにくく、思うように予約が取れない、値段が割高になるといった現象が起きやすく、毎年3月には「引っ越し難民」と呼ばれる人が出現してしまうのです。
賃貸住宅を探す人が多い時期と少ない時期は?それぞれのメリット&デメリットを解説

引っ越しに関するデータを紹介させて頂きましたが、賃貸住宅の物件探しについても同じような傾向が見られます。それぞれの時期に関してメリットとデメリットを考えていきたいと思います。
【賃貸物件探しを探す人が多い時期(1~3月)のメリット&デメリット】
3月が引っ越しのピークというお話をしましたが、賃貸住宅を探す方はこの少し前から増えてきて3月前後(1~3月)が最も多くなります。では、この時期に賃貸住宅を借りるメリット、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
<メリット>
〇市場に物件が豊富に出回る為、多くの物件と比較ができる。
〇人気の新築物件などこの時期に合わせて出てくる傾向がある。
<デメリット>
◇物件を探す方が多いの、契約条件についての交渉(賃料や初期費用交渉)等が出来ないことが多い。
◇不動産業者にとっても繁忙期になってしまうので内覧の予約が取りにくかったり、急いで物件を決めなければならない雰囲気になったりすることもある。
【賃貸物件探しをする人の少ない時期のメリット&デメリット】
反対に賃貸住宅の物件探しをする方が比較的少なくなるのは、6月から9月、11月から12月といったところが中心になります。この時期に賃貸住宅を借りるメリット、デメリットとして次のようなものを上げることができます。
<メリット>
〇物件によててゃ家賃や保証金、敷金といった条件について交渉する余地があり費用を安く抑えることが出来る可能性もある。
〇契約時期や賃料発生の開始日などについて融通が効きやすい傾向にある。
〇物件探しをしている人も多くないので比較的ゆっくりと物件選びが出来る。
<デメリット>
◇そもそも物件自体が少なく比較検討がしずらい。
◇人気の物件はあまり出回っていない。
結局、賃貸住宅を借りるのはいつがお得なのか?

引っ越しや賃貸住宅の物件探しの時期について見て来ましたが、それでは結局いつ借りるのがいいのでしょうか。
もちろん急に転勤や入学が決まったという様な個別の理由がある場合はそれに合わせて物件探し契約をしなければならないという事もありますが、特段そういった理由がない場合においては、繁忙期(1~3月)を避けて物件探しをした方が比較的ゆっくりと探す事もでき、条件の交渉や引っ越し費用なども含めて安く抑えることが出来るかもしれません。
また、その時期から不動産屋さんを訪ねてお目当ての地域の情報を入手したり、空き物件が出れば連絡を貰うようにしておくのもいいかもしれませんね。
引っ越しは多くの方にとっては一大イベントです。そして、その後の生活にも大きく影響してくるものですから実際の契約時期等もそうですが、可能な限り時間的な余裕を持って始めるのが何よりだと思います。🏠