不動産 資産 メリット デメリット

『資産』としてみた不動産の有利な点(メリット)と不利な点(デメリット)とは?

資産という言葉からは何を連想されるでしょうか。預貯金はもちろんですが、株や債権、ちょっと変わったところならば貴金属や絵画、骨董の類、また、今ならば仮想通貨などもその範疇に入ってくるかもしれません。

そして、昔から資産の代表選手と言えばやはり土地や建物、つまり「不動産」ではないでしょうか。資産家と言われる人は、だいたいいくつかの不動産を所有しているケースが多いです。

今回はそんな不動産、特に「土地」について資産としてみた場合の有利な点(メリット)や不利な点(デメリット)についてお話しさせて頂きたいと思います。

何故、不動産は資産の代表選手なのか?

では、まず最初に不動産がなぜ資産の代表選手として扱われるかという点について見ていきます。

その理由の1つには、日本の国土の特性があるように思われます。ご承知の通り、日本は決して広大な国土を有する国ではありません。しかも小さな島々から成り立ち、そして国土の大半が山林という状態にあります。つまり、圧倒的に利用しやすい土地が少ないと言えるのです。

もちろん、山林開発や海や湖、湿地の埋め立て等により利用できる土地は増えていますし、北海道などに行けば広大な土地が広がっています。それでも、やはり有効利用できる土地の面積の少なさや山や海に囲まれた地域が多いというのは事実であり、そのような背景から不動産、特に土地が資産として大切にされてきたように思われます。

資産としての不動産の有利な点 (メリット)

それでは、不動産が他の資産と較べて有利な点をいくつか挙げていきます。まず、代表的なものとして次の3つを挙げることができるでしょう。

実物資産として消えてなくなることはない。

価値が無くなることはない。

担保としての価値が高い。

まず最初の「実物資産として消えてなくなることはない。」という点ですが、もちろん、建物の場合は滅失することはありますが、盗難等の恐れはありません。このあたりは現金などと較べると安心できる点です。

そして、次の「価値が無くなることはない。」という点についてですが、株式や債券等の場合は、一部のものを除いて価格が大幅に下落する、あるいは価値が無くなるといった事がありえます。しかし不動産、特に土地の場合は価値そのものが全くなくなることはないと言っていいでしょう。

最後の「担保としての価値が高い。」ということは、銀行などから融資を受けられたことのある方ならばよくご存知だと思います。一番安心できる担保として、不動産があれば融資を受けやすくなります。

また、その他に地主や家主大家という言葉の響きは、やはり多くの人を魅了するものがあるのではないでしょうか。

資産としての不動産の不利な点 (デメリット)

では、資産の代表選手である不動産に不利な点、弱点はないのでしょうか? おそらく、実際に所有してみれば感じる点をいくつか挙げていきたいと思います。

所有しているだけでコストがかかる。

すぐに換金できない。

必要な分だけを売却することが難しい。

まず、最初の「所有しているだけでコストがかかる。」という点ですが、他の資産の場合は所有することで生じるコストというのはほとんどの場合ありません。しかし、不動産の場合は収益が上がっていなくても、固定資産税や都市計画税等の税負担が生じ、また、管理責任がついてきます。

また、預貯金はもちろんですが、他の資産の場合は資金が必要となった場合は、すぐにその時の時価で換金することができます。ところが不動産の場合は、売却、そして現金が手元に入るまでに時間がかかってしまいます。

最後にあげた「必要な分だけ」ということについてですが、その他の資産の場合は、多くの場合必要な分だけを現金化できたりします。ところが不動産の場合は、ほとんどの場合、その土地なら土地を一括して手放すつもりでなければ売却できないことが多くなります。例えば100坪の土地を持っていて、30坪分に当たる資金が必要な場合でも30坪だけを売却することは難しいかもしれません。


以上、今回は資産としての不動産、特に土地についての有利な点(メリット)と不利な点(デメリット)についてお話しさせて頂きました。社会経済情勢の変化もあり、不動産の持つ価値等にも変化が見られるのは確かです。

しかしながら、安定していて安心できる資産としての魅力、一定の価値という意味では、今後も簡単には失われていかないのではないでしょうか。長い人生の中で、縁があれば不動産を持つという選択も悪くはないように思います。

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