
世界のお部屋探し🌎 Vol.3 中国編!🇨🇳
今回も『世界のお部屋探し』についてご紹介させて頂きます!
皆さんがお部屋探しをしているこの瞬間、世界のどこかでも同じようにお部屋探しをしている方がいます。このシリーズでは、そんな海外のお部屋探し事情について、日本のお部屋探しと比較しながら紹介してさせて頂きます!
第3回は『中国』
外務省の「国(地域)別在留邦人数推計(令和6年)」によると、海外に在留する日本人の数が3番目に多いのが今回紹介する中国となっています。そんな中国のお部屋探しは、どのようなものなのでしょうか。
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中国のお部屋探しについて🇨🇳

中国のお部屋探しについてご紹介する前に、中国の物件の種類や間取りの表記について解説していきます。
中国の都市部では、「小区」と呼ばれるマンションが立ち並ぶエリアに住むのが一般的となっております。
中国の土地は入札や競売を経て、不動産関係業者と地方政府が土地使用権の契約を締結することで、市場に供給される場合がほとんどとなっています。また、その際に扱われる土地のほとんどが東京ドームの広さよりも広いため、不動産業者による大規模開発が入るケースが多いそうです。
そのため、似たようなマンションが複数立ち並ぶ「小区」が都市部には多いようです。小区の中は公園のように緑化されている場合が多く、子供向けの遊具や高齢者向けのフィットネス器具、さらには、スーパーやレストランが設置されている場所も多いそうです。他の小区とは厳密に区画が分かれており、数少ない出入り口には管理人が常駐しています。小区は1つの町のようになっていて、小区の中で買い物も済ませることができるため、小区から出るのが億劫になってしまう人もいるのだとか、、、。
また、間取りは日本とは違い、「~室、~庁、~衛」と3つに分けて表記されます。
「室」は漢字からもわかる通り、部屋数のことを指します。
「庁」は四方を壁で囲まれていない空間のことを指します。主にダイニングやリビングのことを指します。
「衛」はバス・トイレのことを指します。中国はシャワー、トイレ、洗面台が1部屋にまとまっているのが一般的なため、3室の物件など、大人数で生活することが想定される広さのお部屋には衛が2か所設けられることが多いです。
中国都市部のお部屋
それでは、実際の中国のお部屋を紹介します。





(画像引用元:bj.58.com)
こちらのお部屋は、北京の2室1庁1衛のお部屋です。中国ではシャワールームが一般的で、衛の中には、シャワールームとトイレ、洗面台が設置されています。水回りスペース以外は日本と同じような間取りとなっていて、綺麗な室内となっています。
中国の家賃相場

次は、中国の家賃相場について説明していきます。
中国の家賃は日本と同様、月額表記で、支払いも月に1回というのが一般的です。
中国の家賃 全国平均は、1900元/月 (約39,200円)と日本に比べて安くなっています。しかし、この数値はあくまで広大な土地を持つ中国の全国平均のため、都市部に行くと金額が上がります。
北京の一人暮らしの部屋の平均家賃は、2713.25元/月 (約56,000円)、2人暮らしでは、3255.90元/月 (約67,200円)、3人暮らしでは、4341.20/月 (約89,600円)となっています。日本の住宅のイメージからすると、平均が低いように感じられます。現在、中国の家賃は、2021年からの急激上昇の後、下落し続けています。大きな原因として、マンションの大量供給が挙げられます。しかも、大量供給されたマンションの大半が住宅価格の上昇を待つ値上がり目的で購入されていて、居住目的ではありません。少しでもお金を稼ごうとする家主が低額で貸し出しているのが現状です。
家賃の平均は下がっているものの、都市部の高級住宅の家賃は平均と大きく離れています。例えば本記事で紹介した物件は、7800元/月 (約161,000円)と、平均から大きく離れて高いのがわかります。
(※北京の家賃相場のデータは㎡あたりの金額で表記されていたため、厚生労働省「住生活基本計画における居住面積水準」で定められた面積をもとに、1人暮らしの部屋の広さを25㎡、2人暮らしの部屋の広さを30㎡、3人暮らしの部屋の広さを40㎡として計算)
(※日本円換算は2025年8月26日時点の情報となります)
(※賃料データはXitai Data の2025年7月現在のデータ参照)
中国の賃貸契約までの流れ

最後は中国の賃貸契約の流れについて説明していきます。
中国でも、日本のSUUMOなどと同様に部屋探しサイトが普及しています。有名なサイトとしては、58同城(58.com)や安居客(anjuke.com)などがあります。
部屋探しの方法はほとんど日本と同じで、住みたい地域の不動産会社に足を運び、近くの物件を紹介してもらう形になります。それから、見たい物件を選んで、内見に行きます。内見の際に、不動産会社がオーナーさんを呼んでくださることもあり、一通り質問することができます。また、中国では前の入居者が家具や家電をおいていくケースが多く、何を引き継ぐことができるのか、傷などチェックすることも必須です。
日本と大きく違う点は、最短その日に契約することができる点です。身分証明書と初期費用を持参すれば、審査をせずに契約できる場合が多いそうです。初期費用の詳細は家賃と保証料、仲介手数料(不動産会社を仲介した場合)です。保証金は日本でいう敷金のことで、基本的には退去時に返ってくるものの、契約の内容より短い期間で退去したり、家の破損が目立つ場合には返ってこないケースもあります。仲介手数料は日本の金額と同様、賃料1ヵ月分が一般的となっています。また、日本と異なり、家賃の支払いは、we chat payや支府宝(アリペイ)などの電子決済で払うことが主流です。
今回の『世界のお部屋探し 中国編』はいかがでしたでしょうか。マンションの規模や間取りなど、日本と大きく異なる点が多くあって、調べながら自分も興味深かったです。
こちらの記事が、海外移住を考えている方や海外のお部屋探しが気になる方の参考になれば幸いです。
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参考:厚生労働省「住生活基本計画における居住面積水準」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf
中国駐在情報ナビ「【中国家探しのポイント】中国で家を借りる方法と注意点をご紹介!」
https://crazychina.jp/2022/03/21/rent-house-china/
ニッセイ基礎研究所「中国不動産の基本(3)住宅小区」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=63775?site=nli
日本経済新聞「中国の住宅家賃4年ぶり低水準、供給過剰や就職難で下落
https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=1&n_m_code=083&ng=DGXZQOGM183BA0Y4A211C2000000
MoshiTrans「[第72回]中国の住宅事情(4)」
https://www.moshitrans.co.jp/blog/translation/cj/%E7%AC%AC72%E5%9B%9E-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BD%8F%E5%AE%85%E4%BA%8B%E6%83%854.html
note「中国の部屋探し事情」
https://note.com/stwtcpld/n/n9c27a2d25e30
全国房价行情「全国城市租金涨跌分布」
https://m.creprice.cn/?statType=lease